医療職には様々な職種があります。例えば、医師や看護師、薬剤師など様々な医療分野を担当している人がいます。このような仕事の内容によって、退職理由は異なるといえます。
まず、医師の退職には大きく分けると2つのパターンがあります。1つ目は、キャリアアップのために転職をする場合です。医師は大学を卒業後、研修医を経て医者としてデビューしますが、自分の専門としている医療分野の技術の向上のために、総合病院や海外の病院へ勤め、キャリアアップを図る人が少なくありません。また、2つ目の大きな理由は開業です。例えば、総合病院などで勤務していた医師が地元に帰り、開業医となる場合です。開業にはお金がかかるので、医師となって10年以上経過しい、資金の目処がついてから開業する場合が多いようです。
一方、看護師の退職理由は医師とは異なるものがあります。看護師の場合、結婚を機に現場から離れ退職する方が多いです。これが離職率が高い主な原因となっていますが、結婚後数年が経ち、子供が小学校に進学すると、職場復帰をする人もいるので、退職といっても一時的なものが多いでしょう。また、薬剤師の場合には、若い内は病院で勤務することが多いです。しかし、病院の勤務形態はハードなものが多いため、年配になるとドラッグストアや薬局を開業することが珍しくありません。そのため、退職をする人は40歳を超えてからが多い傾向にあります。このように、医療分野でも、資格や働く内容によって、退職理由は大きく異なるようです。